メイキング オブ RLG

『ワールド・ワイド・ボクシステム』から半年、FOVシリーズ第二弾となる『ロッキン・ラッキン・グッドバイ』を発表。ヴォーカリストにセリユを起用した彼の新作の制作過程を本人に聞いてみた。


■まずは本作のコンセプトを教えて下さい。
特に具体的なコンセプトは無いです。思い付きの断片、混沌として漠然とした状態から作り始めて、だんだんそれが方向性を持ち始めてくれたらいいなぁって。ただFOVを作り始めたきっかけのひとつとしては、今までのアルバムメインの制作では出来なかったような、少し肩の力を抜いたような、そんな状態で制作をしていきたいという気持ちがあったので、少しづつではあるけれど楽曲の幅が広がってきてる気はします。

■ヴォーカリストにセリユさんを起用した理由は?
僕の作った曲にヴォーカリストが合わせて歌ってほしい。という生意気な気持ちを改心しまして、最近では、出来るだけ歌う人の声に寄り添えるようなフリーズを考えられるような人間になりたいと思ってます。もし完成した楽曲の出来が悪いとしたら、それは歌のせいでも、曲のせいでもなく、歌と曲の相性が上手く行かなかったんだなって思うようになりました。それをうまくコントロール出来なかった僕のせいです。もっと昔だったらそれを他の何かのせいにしてたと思う。。。そういう意味では、セリユさんの声は相性の幅がとても広い気がして、どんな曲を歌ってもらっても最終的に彼女の世界にちゃんと持って行ってくれる。そうすると僕もそれに甘えて自由に曲を考えられるから、いろんな可能性が見えてきてとても楽しい。今回で3曲、『ピアノムシ〜』と合わせると、今までで5曲一緒にやらせてもらいましたけど、まだどれも同じような曲はないと思うし、これからも一緒に何か出来たらいいいなぁって思います。

■タイトル曲「ロッキン・ラッキン・グッドバイ」について教えて下さい。
思い付きとしては、『ピアノムシ〜』の制作の頃からあって、その時は上手く形に出来なかった。曲を作る時のきっかけは何パターンかあって、誰もがあることだと思うけど、大好きな曲に影響されて自分もそんな曲を作ってみたいと思うパターン。最初はみんなコピーから入ると思うし、模倣のないところにオリジナルはないと思う。"俺の作品は誰のマネもしてないぜ!"って言う人は、天才か嘘つきかどちらかだと思う。この曲は分かる人にはすぐ分かると思うけど、ビートルズのある曲をモチーフにして、それを「およげ!たいやきくん」的フィルターに通して、その断片をbassyが組み立て直して完成した1曲。好きなだけで作りあげたらパクリになっちゃう。だけど、好きだと思える気持ちがないと、そもそも何かを作ろうなんて思わない。作る作業ってなかなか大変。そういう時間を支えてくれるのは、やっぱり好きであり続ける気持ち。

■ソロ活動以降は作詞も自分でされてますね?
僕は歌を歌わないから、そのぶん自分で出来る部分は自分でした方がいいと思って、なるべく作詞もするようにしてます。だけどアルバムとかで、7、8曲書くとなると、僕が言いたいことなんてそんなに無いわけで。最初は作詞って作業を心情の表現だと勘違していたんだけど、それだとだんだん、内向的世界に向かっていって、広がりが出ない。だから最近はそうじゃなくて、物語の断片として考えるようにしました。そうすると僕はそれほど何かを言わなくていい。主人公"僕"と、その回りの状況を設定してあければ、あとは自然と物語が進行してくれるような感じ。今までだとその物語の中自体に自分が存在してしまっていたわけだけど、最近はそこからちょっと距離をとってみることで新しい物語が見えてくる気がします。結果として出来上がってくるものはささいな違いだけれども、制作の方法は大分変わって来ました。「ロッキン・ラッキン・グッドバイ」でいえば、最初に浮かんだのがサビの「最終列車を見送って/僕らは星屑の下」って部分。この歌詞がサビに来るためのストーリーをAメロ・Bメロ部分で考えてみると、自然に幾つかのストーリーが生まれてくる。どういう状況だったのかがだんだん見えてくる。そうやって偶然と必然を組み合わせて、僕の中の無意識下にある物語に手をのばして引き上げてみる。僕が何かを喋るのではなく、"僕"が何かを喋る。おんなじようだけど、作ってる時の気持ちは結構違うものです。

■今後はどのような活動を考えていますか?
ソロで活動し始めた時と今とでは、随分と意識が変わってきました。ソロ当初は、まずは"bassy"っていう名前を知ってもらわなきゃって思って、なるべく自分らしさを出さなきゃって思ってたけど、お陰さまでこうやって新しい作品を出す度にリスナーの方に待っててもらえるようになった。だからこれからは、自分の引き出しを開けてもらえるような、そんなコラボレートが出来たら面白いなぁって思います。今作でもゲストミュージシャンとしていろんな人に手伝ってもらったりして、1曲を仕上げるまでに自分以外の要素が加味されて成立してるわけで、最近はそういう偶然性も楽しいです。太陽にはなれないけど、影にもなれそうにない、だったら月として、誰かに照らされて輝いてみる。って誰かの言葉。そういう作り方もいいかなぁ。FOVシリーズは次のNO.3でひとまず終了の予定です。内容は全く未定だけれども、なるべくマンネリしないようにいつでも少しだけ、いつもと違ったことに触れてみたいなと思います。


以上、すべてbassyの自作自演でお送りしました。
あぁ、インタビューとかされてみたーい。


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2012.12.24 | コメント(4) | トラックバック(0) | 未分類

コメント

なるほどー。

制作過程についてちょびっとわかった気がしました。

冬コミは行けそうかもです。声かけますのでよろしくです!

時々、同人音楽をインタビューした同人誌を見かける時があります。今後インタビューされることを願ってます!(^O^)

2012-12-24 月 10:04:25 | URL | detteiu #- [ 編集 ]

制作の話とか何を思って作っているとか貴重な話を聞けて嬉しいです。

前回のコミケではお声をかけさせていただいたんですが、今回は参加できそうになくて…、お会いできないのがとても残念です。

委託で販売されるの楽しみに待っています。

2012-12-24 月 23:06:01 | URL | nakamura #- [ 編集 ]

detteiuさん。
でも実際インタビューされてたら恥ずかしくて答えれないと思うのです。。。
冬コミで待ってますよー。


nakamuraさん。
実際作ってる時は必死で訳分かんなかったりするんですけれどね、後であらためて考えてみるとって感じです。
いつもどおり委託決定しましので、是非よろしくどうぞー!!

2012-12-29 土 12:04:44 | URL | bassy #r6D7sOkg [ 編集 ]

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