FM

キーボードマガジンでDX7の特集をやってて、
ちょっと書店で立ち読みしただけだったんだけど、
初音ミクの影響もあるのかな。最近FM音源がきてる!?


僕の中で、こうなりたい理想のカッコいい男とは、
FM音源を自在に操れる!
というのは、常にかなり上位の条件にランクインするのです。

それくらい難解な音源。



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ちょうどタイムリーな出来事で、
というのも先日、状態のいいDX7IIを入手したばっかりだったもんで。
ちょっと気になったのです。


学生時代に中古で買ったDX7が数年前に壊れてしまって、
その頃ちょうどプラグインでFM7が出始めた頃だったし、
なんかDX7より音良さそうだし、なんて思って、
次第にハードに興味が薄れてしまったわけで。
なんといっても難解だったし。

最近のソフトシンセはプリセットが沢山入ってるから、
音、作らなくても、探すだけでなんとんなる感覚が僕には便利だったりするし。


でも、今制作をお手伝いしてる作品で、FM独特のエレピの感じとか、
ベースの感じとか、どうしても使いたくて、FM8をいろいろ触ってたんだけど、
僕の記憶違いなのか、なんかしっくりこないわけで、
FM音源ってこんなんだったっけ? っておもって。


という訳で、DX7IIを入手したのでした。
初代と比べると出音がちょっとクリアで太い気がします。
ステレオ出力?っぼくなってて、いいですね。
実際には一般的なステレオではないようだけど。


んで、久々の出音はというと。
正直ちょっと感動。
スピーカーの中に奥行きがある感じ? 
指の感覚がそのまま音に繋がってるような、うまく言えないけど、
ちゃんとこれは楽器なのですね。



だけども、最近のシンセと違ってとにかくプリセットが少ないの。
その数なんと、32音色。

昔むかし、始めてDX7を手に入れた時は、世の中すでにPCM全盛で、
FM音源の情報がすでに世の中から薄れてて、
インターネットもまだ一般的ではなかったし、
だから神田あたりの古本屋にいって、昔のキーボードマガジンを買ってくるの、
80年代後半あたりものがよい。
そうすると、当時のミュージシャンが自分で作ったDX7のFMパラメーターを
公開してたりするのね。

当時ブライアン・イーノがDX7を愛用してて、
イーノのオリジナルパッチのパラメーターが書いてあったりするわけ。
それを自分のDX7に打ち込んであげると、
なんだかよくわかんないアンビエントなサウンドが再現されるわけです。
適当にいじってても、だいだいそんなサウンドになりがちなんですけど。。。

6つのサイン波を組み合わせて、物理的に音を作る仕組みのようで、
とにかく一般人には理解しがたくて、僕も次第に使わなくなってしまったのです。



そんで時は流れてネットの時代。
僕がDX7IIを入手したのはもうひとつ理由があって、
当時は有料のカートリッジだったり、
紙媒体の文字でしか入手できなかったパラメーターだけど、
今ではシステムエクスクルーシブデータでネット上でユーザーが
公開してたりするのね。だから手動で数値を入力しなくしても、
それをSysExLibrarianなるソフトを使って本体に送れるわけ。

それとDX7ライブラリアンなるMACのフリーソフトがあって、
パソコン上でDX7のパラメーターをエデット出来るの。
これはとっても便利。
ほんの一瞬で、32音色が切り替わってくれるのは、ちょっとした感動です。


というわけで最近は、復活したD-550とともに、80年代の名器が
音源制作を支えております。






2013.06.17 | コメント(7) | トラックバック(0) | 未分類

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